ミニバンの3列目のシートがある場所に車中泊用のベッドを作ったら、我が家のノアも準キャンピングカー仕様になりました。
ちょっと遠出した時なんかの子供達の昼寝程度なら、チャイルドシートが装着されているセカンドシートを触らなくても、そのまま昼寝用のベッドとして活用できます。
今回は、そんな車中泊ベッドの作り方について詳しくご紹介していきます。
車中泊ベッドを作るために準備するもの
まずは、車中泊ベッドを作るために準備するものについてまとめておきます。
2×4(ツーバイフォー)の木材
車中泊ベッドの骨組みは、ホームセンターで安く手に入る2×4(ツーバイフォー)の木材です。
※2×4の木材とは、2インチ×4インチ、約5センチ×約10センチの角材のこと
2000mm(単価400~500円程度)を約6~7本ほど使います。
ベニヤ板
ベニヤ板は、車中泊ベッドの床面に使います。
寸法は、900×1800×12mmの板(単価約1000円)が2枚あれば十分でしょう。
ビス
ビスは、骨組みとなる2×4材を固定するための長さが約70~80mmのものを約50本、そしてベニア板を骨組みに固定するための長さが約30mmのものを約20本ほど使います。
雨に濡れるところではないので、高価なステンレス製のものではなく、安いビスを使ってもOKですよ。
L字金具
L字金具はベッドの足を固定する時に使います。
ある程度厚みのある強そうなものを4~6個程度購入しておきましょう。
車中泊ベッドの具体的な作り方
それでは、車中泊ベッドの具体的な作り方についてお話していきます。
サイズに合わせて骨組みをカット&ビス止め
普通、こういうベッドを自作する場合、設計図のようなものを作るイメージがありますが、私の場合は現物に合わせながら作り上げていくというスタンスでやっていきました。
具体的には、ベッドの上面となる面を下の写真のように2×4の材木をカット、ビスで固定して組み合わせながら作り上げていきます。
この辞典ではまだベッドの足はなく、ただホイールハウスの出っ張りのところに載せてあるような状態です。
ベッドの高さを決めて足を取り付ける
次に、ベッドの高さを決めて、足を取り付けていきます。
ベッドの下にはこのような感じで、中ぐらいの旅行かばんなどを収められるようにしたいので、足の長さはそれを基準にカットしていきましょう。
一旦ベッドを車の外に出し、先ほどかっとしたベッドの足をビスと金具で取り付けていきます。
なお、ベッドの足は木材同士を長いビスで直接固定し、さらにL字の金具で補強するといったイメージです。
出来上がった骨組みを車に積み込むとこんな感じです。
旅行用かばんもちゃんとベッドの下に収まりました。
ベニア板をカットして、ビスで固定
ようやくこれが最後の工程です。
ジグソーといったベニア板の曲線カットが出来る工具を使って、ベニア板をカットしていきます。
今回は天板を4枚に分け、サイドの2枚は固定、中央の2枚は固定せずに置いておくだけにしました。
こうすることによって、わざわざトランクを開かなくても下においてある荷物を取り出すことができます。
お疲れ様でした。
これで準キャンピングカー仕様のミニバン車中泊ベッドの完成です。
最後に一言
今回は、ミニバン車中泊のベッドの作り方についてお話しました。
この方法は3列目のシートを取り外すため、陸運局などで車検証に記載の内容(8人乗り⇒5人乗り、小型乗用車⇒小型貨物車など・・・)を変更する必要があります。
もちろん全て自己責任となります。
実際にベッドを作る前に、最寄の陸運局に車検証を持って行き、上記の構造変更の内容が可能かどうか確認しておいてください。
なお、既にミニバンを4ナンバー化して3列目シートを取り外しているのであれば、そのような心配はありませんので、是非挑戦してみてくださいね。
それでは!