ミニバンの車中泊グッズといえば座席の上に敷くフルフラットマットですが、価格が高いだけでなく、完全にフルフラットにならず凸凹してしまうものが多いですよね。
「どうにか安くて快適なフルフラットベッドを作ることはできないものか?」
色々と検討試作した結果、安くて、簡単に組み立てられて、凸凹しないDIYベッドが完成しました。
そこで今回は、私が愛用している自作の折りたたみ式車中泊ベッド(ノア、ボクシー用、費用3000円)の作り方を紹介します。
DIY車中泊ベッドの3つの特徴
まずは、この車中泊ベッドの特徴についてお話していきます。
2列目と3列目をフルフラット化
この車中泊ベッドは、2列目のシートと3列目のシートの上に敷くことで、2列目と3列目をフルフラットにする事が出来ます。
これでセミダブルの布団(幅1220mm×長さ1950mm)を敷くと、ぴったり収まる感じになります。
3列目の背もたれ部分にはベニヤ板が乗っかっていないのは、3列目のみを使ったフルフラットも同時に実現したかったため。
これで3人の子供が、チャイルドシートの取り外しをせずに3列目だけで昼寝などをすることも出来ます。
折りたためるベッドはシート下にまとめて収納
この車中泊ベッドは、折りたたんで3列目のシートの下に収納する事が出来ます。
移動中に邪魔にならないので、いいかんじですよ。
約3000円で自作可能
そして、忘れてはならないのは、この車中泊ベッドは約3000円で自作ができるということ。
市販品マットの場合は約30000円前後、据付の2段ベッドなんかだと14万円もしますが、このフルフラットベッドなら格安で自作する事が出来ます。
>>お待たせしました!ヴォクシー&ノア対応2段ベッドキット(129,800円)
車中泊ベッドを自作するために必要なもの
続いては、この車中泊ベッドを作るために必要なものについて。
ベニヤ板(1300×225、5枚)
まず、ホームセンターなどで売っている厚さが10mm以上あるベニヤ板(約1000円/枚)を2枚購入します。
そしてホームセンターの加工室で1300×225のサイズの5枚に切り出してもらいましょう。
私が通っているホームセンターでは、1カットたったの30円。
ノコギリできるのは大変なので、可能であればこの段階でカットしてもらっておくといいですよ。
結束バンド
結束バンドは、ベニヤ板をつなぐために使いますので、適当な数を用意しておきましょう。
塩ビパイプ
塩ビパイプは、ベニヤ板とシートの間にできる隙間を埋めるために使います。
ベッドが完成した後に、隙間の大きさに応じた直径で、長さ1000mmの塩ビパイプを購入してください。
電動ドリル
ベニヤ板に結束バンドを通す穴を空けるために、電動ドリルを使います。
ホームセンターなどでレンタル(2~300円)も出来ますから、わざわざこのために購入しなくてもいいと思いますよ。
自作車中泊ベッドの作り方
それでは、車中泊ベッドの具体的な作り方について説明していきます。
まず、ベニヤ板に電動ドリルで穴を空けていきます。
穴の数は、一辺につき3箇所でOK。
そして、その穴に結束バンドを通していきます。
これで、自作車中泊ベッドが完成です。
作り方は本当に簡単ですので、誰にでも作れると思います。
車中泊ベッドの設置の手順
続いては、車中泊ベッドの設置の手順です。
まず、2列目と3列目のシートを倒し、その上に塩ビパイプをこのような形で置いていきます。
そしてその上に先ほど作ったベッドを置き、広げればフルフラットの車中泊ベッドの完成です。
だいたい1~2分もあれば、ベッドの設置が完了しますので、旅先でも楽チンです。
チャイルドシートの収納方法
ここで問題になってくるのが、2列目に取り付けていたチャイルドシートの収納方法です。
このように2列目と3列目をベッドにすると、そのチャイルドシートをどこかに移動させなければなりません。
チャイルドシートだけなら1列目の座席の上に詰め込むことが出来ますが、車中泊をする場合、チャイルドシート以外にも沢山の荷物があって、1列目はその荷物の置き場所にしたいところ。
そこで、我が家ではホームセンターなどで購入できる結束ベルト(さっき使った結束バンドじゃないよ)を使って、後部の天井にチャイルドシートを固定しています。
結束ベルトは手すりを通し、しっかりと固定しておきましょう。
このような工夫をする事によって、チャイルドシートが必要な子供が3人いても快適な車中泊が可能になりました。
最後に一言
今回は、ミニバンノアの車中泊ベッドを自作する方法についてお話しました。
車中泊が楽しいのは、特に子供達が小さな時期。
子供達にとっては、旅行先でベッドを一緒に組み立てたりするという作業も楽しみの一つのようで、大はしゃぎでベッドを一緒に組み立ててくれます。
そんな楽しい車中泊ライフをあなたも体験してみてはいかがでしょうか?
それでは!