【自動車税節約】ミニバンをDIYで4ナンバー化する方法(構造変更、乗車定員5人編)

構造変更手続きのの具体的な手順

それでは、5ナンバーのミニバンを4ナンバーに構造変更する具体的な手順についてお話していきます。

【STEP1】陸運局で構造変更に関する最新の正しい情報を入手する

車に手を入れる前に、車検証を持って陸運局に行き、対象となる車両が小型貨物車(4ナンバー)に変更可能か聞きに行きましょう。

私の場合もそうでしたが、ネットに書かれている内容が正しくなかったり、最新ではなかったり、地域によって差がある場合が多々あります。

例えば、ネットなどに「平成11年7月以降に初回登録された車両については、規制が厳しく4ナンバー化することが容易ではありません。100万円のブレーキ機能調査レポートが必要になります・・・」などと書かれていていましたが、実際に陸運局の検査官の人に聞いてみると、「今はそのようなレポートの提出は必要なくなったよ。」ということでした。

また、具体的にどのような準備をするかとか、どのタイミングで改造、検査をしていくかなど、検査官と仲良くなれば細かなところまで教えてくれる場合もあります。

ですから、車を改造する前に、まず陸運局に行き、話しを聞くという一手間を加えることをオススメします。

具体的には、陸運局のユーザー車検の受付のところで事情(構造変更したいが、○○が分からないので詳しい内容を聞きたいなど・・・)を説明してみてください。

すると、大抵の場合、「検査ラインに行って聞いてきてね。」と言われるので、検査ラインで検査官の人に直接聞きたいことを聞きましょう。

ただし、検査ラインは超忙しい場所なので、検査官の邪魔にならないように、聞きたい内容を事前にまとめておくとか、対応に5~10分以上かかりそうだったら、また別の日に聞きに行くとか、とにかく検査官の仕事の邪魔にならないように配慮してあげてください。

豆知識として、検査ラインは最終の4ラウンド目(14:30~16:00)の後半辺りから検査する車の数が減ってきますので、その辺りの時間帯を狙って行くと相談にのってもらいやすいかもしれませんね。

【STEP2】構造変更するための車の改造を行う

STEP1で検査官に聞いてきた内容に基づいて、車の改造を行います。

4ナンバー化には運転席を除いた乗車設備の床面積より積載設備の床面積が大きい必要がある

今回の構造変更において特に重要な部分はこの荷室部(B)を2列目のスペース(A)より大きくするという点。

まずは、サードシートを取り外すとしても、どうすればこれを満たすことができるのでしょうか?

WEBでいろいろと検索してみると、セカンドシートのリクライニング機構とスライド機構の固定をリベットで固定して、確実にA<Bとなるようにしている人がいました。

ハンドリベッターでシートを固定する

写真は、「ハンドリベッター」という道具。リベッターの先端にリベットをセットし、レバーを強く握ることにより外側からリベット打ちができる。

先ほどあけておいた貫通穴にリベットを打ち込み、シートのカバー類を元通り取り付けると作業完了。

引用)貨物スペース確保のための2列目シートの改造|自動車の改造と整備

ただ、この方法を採用しようとしていた時に、セカンドシートに座る家族からセカンドシートが完全に固定されてしまうため「座りずらい!」などと、駄目出しをされてしまいました。

そこで考えたのが、荷室部に仕切りを追加するという方法です。

構造変更のために追加した荷室の仕切り

4ナンバー化の改造に使った金具

4ナンバー化の構造変更の金具の設置

この方法なら、シートのスライド機構やリクライニング機構をなくさずに、二列目と荷室の境目を明確にすることができます。

ですが、実際にやってみると今までより若干2列目が狭くなってしまっていることと、2列目の人がリクライニングを全部倒して寝るということはできなくなりました。

やっぱり小型貨物に構造変更するわけなので、多少のデメリットは残ってしまいます。

そのあたりはなんとか家族を説得して、しぶしぶ了解してくれました。

ちなみにこの改造を行う時期ですが、基本的には「構造を変更してから15日以内に構造変更検査を受ける必要がある」と検査官の人が言っていました。

ですから、車検が満了となる2ヶ月ぐらい前から車の改造を行っていき、改造が完了したらすぐに陸運局にもって行くといったイメージが良いのではないでしょうか。

ただし、もっと早めに構造変更検査を受けたいのであれば、「それでも全然OKですよ」ということでした。

【STEP3】予備検査場で事前に調整を行う

陸運局の近くには「予備検査場」と呼ばれる民間のテスター屋さんがあります。

予備検査場

そこには陸運局で行う検査ラインと同じ検査機器が設置されており、事前に検査項目のチェックと、不合格項目があればその調整をしてもらうことができます。

テスター屋さんの検査ライン

私が住んでいる三重県にあるテスター屋さんの場合、「フルコース(3900円)」ですべての項目のチェックと調整を行うことができました。

ちなみにこの予備検査で不合格になったのは、ヘッドライトの光軸とナンバー灯のランプ切れで、ヘッドライトの光軸調整はその場で行ってくれましたが、ナンバー灯のランプは「後で自分で交換してから陸運局に行ってくださいね。」ということになりました。

本番の検査ラインで不合格が出たらアタフタしそうだったので、この時点で不合格項目を把握できて、かつ調整までしてもらえるのは素人にとってはとてもありがたいです。

もちろん、このようなテスター屋さんに行かずに直接陸運局に行って検査を受けて、不合格になった箇所だけテスター屋さんで調整してもらうのもいいと思いますよ。

ただ、私のようにユーザー車検もやったことのない人の場合は、「実際の検査ラインでどのような操作をどれぐらいのペースでこなさなければならないのか?」ということをテスター屋さんで予習しておくと安心ですね。

テスター屋さんの場所が分からない場合は、WEBで「○○県 予備検査場」と調べれば出てくると思います。

当日の持ち込みも可能なので予約する必要がないところがほとんどですが、心配な方は事前に問い合わせてみてください。

【STEP4】必要な書類を準備する

ミニバンを5ナンバーから4ナンバーに変更するためには、普通のユーザー車検に必要な書類とは異なる書類が必要で、それらは陸運局の窓口で購入する(約130円)ことができます。

構造変更のために陸運局の窓口で購入する書類はこちら。

  1. 自動車検査表
    構造変更に必要な書類の自動車検査証
    当日の検査結果を入力する用紙ですので、変更のないところは自動車検査証などを参考にして記入しておき、構造変更で変更になる部分は空欄のままにしておきます。今回の場合は、定員や最大積載量、車両重量、車両総重量などが変更されると思いますので、その欄は空欄のままで検査を受けに行きましょう。
  2. 申請書(第1号様式)
    構造変更に必要な書類の申請書第一号様式
    OCRシートですので上のほうのピンク色の枠になっている部分は鉛筆で記入していきます。具体的な記入方法は、こちらのサイトが参考になります。
    >>車の名義変更手続きの申請書の書き方・記入例|名義変更のすすめっ
    ちなみに書類を記入していく上で必要になってくる住所コードはこちらのサイトで検索することができます。
    >>住所コード検索|自動車登録関係コード検索システム
    なお、印鑑は認印でOKです。
  3. 申請書(第2号様式)
    構造変更に必要な書類の申請書第2号様式
    具体的な書き方は第一号様式を参考にしてください。
  4. 自動車重量税納付書
    構造変更に必要な書類の自動車重量税納付書
    自動車重量税を納付するための書類なのですが、今回の場合構造変更でナンバー(自動車登録番号)が5ナンバーから4ナンバーに変更になりますので、氏名と住所だけ事前に記入しておき、後は当日窓口の人に聞きながら記載していきます。
  5. 手数料納付書
    構造変更に必要な書類の手数料納付書
    構造変更に関する手数料を納付するための書類です。車台番号や氏名、住所を記入しておきましょう。
  6. 点検整備記録簿
    構造変更に必要な書類の点検整備記録簿
    事前に車の点検と整備をする際に使用する記録簿です。点検で整備が必要な項目があったとしても、「後整備」することにしておけば検査には通すことができます。

これらの書類は陸運局の窓口で「普通車の構造変更で必要な書類をください。ナンバーも変更になります。」と言えば、サササッと渡してくれる(130円程度)と思います。

検査の当日これらの書類を購入&記入していくのでもOKですが、素人の場合は事前に陸運局に行ってこれらの書類を手に入れ、予め分かる範囲で記入しておき、当日は不明な点を窓口で聞きながら追記していく方がスムーズに手続きを続けられると思います。

その他に、陸運局で購入する以外に構造変更に必要となるものはこちら。

  1. 自動車検査証(車検証)
  2. 自動車損害賠償責任保険(共済)証明書
  3. 自動車リサイクル券
    リサイクル料を支払えば陸運局で発行可能です。
  4. 自動車税納税証明書
    陸運局や県税事務所などで再発行可能です。
  5. 印鑑(認印でOK)

こんな書類見たことがないという人は、車のダッシュボードの中を探してみてください。

稀に自動車税納付書や自動車リサイクル券がない場合もありますが、その場合は自動車税納付書は当日陸運局や県税事務所で購入することができます。

なお、当日にあれこれ混乱しないためにもこれらの書類は事前に揃えておいて、更にバインダーなどにまとめておくと、窓口で「あの書類はどこだったかなぁ~・・・」なんてならずにスムーズに申請が進んでいくと思いますよ。

次のページでは、構造変更のステップ5~9についてお話していきます。




タイトルとURLをコピーしました