【自動車税節約】ミニバンをDIYで4ナンバー化する方法(構造変更、乗車定員5人編)

4ナンバー取得のメリットとデメリット

構造変更で4ナンバー化したノア

我が家のノア(トヨタのミニバン、元々5ナンバー)は、車の維持費を安くしたい&3列目のシートと取り外して車中泊仕様にしたいというわけで、自分で構造変更して4ナンバーを取得しました。

ただ、初めてこの話を聞いた人の場合、どうして多くの人が4ナンバーの取得を目指すのかよく分からないと思いますので、まずは4ナンバー化のメリットやデメリットについて詳しくお話していきます。

なお、具体的な4ナンバー化の手続きの手順(業者に任せず自分で行う方法)について早く知りたい方は、こちらからどうぞ。

>>4ページ目に進む(構造変更申請の具体的な手順)

【メリットその1】税金を節約できる

4ナンバー取得の一番のメリットは、なんといっても車にかかる税金(自動車税や重量税)を節約できるという点です。

ノアを4ナンバー化することによって、どれだけ税金が節約できるか、具体的な数値を挙げて比較してみるとこんな感じになります。

法定費用 4ナンバー 5ナンバー
自動車税(2年) 16000円 79000円
重量税(2年) 19800円 40000円
自賠責保険(2年) 34440円 27800円
合計 70240円 146800円

※5ナンバー車はノア(自家用乗用車)を想定して、排気量1.5リットル超~2.0リットル、重量1500~2000kg、4ナンバー車は構造変更後のノア(小型貨物車)を想定して、最大積載量1トン以下、重量2000~3000kgで試算

※費用は2年間分を計上しています。

※試算で使った数値は以下のサイトを参考にしています。

>>自動車税の額|自動車税.info

>>自動車重量税の基礎知識と早見表|自動車税.info

>>自賠責保険料一覧|くるなび

このように5ナンバーから4ナンバーに変更する事によって、自動車税や重量税が2年間で約7.5万円ほど安くなることが分かりますね。

普段3列目を人を乗せるために使うことがほとんどないような人場合、4ナンバー化による節税を検討してみるというのも一つの手だと思います。

【メリットその2】荷室を広々と使える

構造変更のために追加した荷室の仕切り

ノアの3列目シートを取り外し、構造変更申請することで荷室を広々と使うことができます。

特に年に何度も車中泊をする人のような場合、ミニバンの3列目あたりを改造して、プチキャンピングカー仕様にしたいと感じてくるのではないでしょうか?

ただ、勝手に車のシートを取り外したりしてキャンピングカー仕様にすると、違反になるんじゃないかとヒヤヒヤしながら運転しなければいけません。

でも、正式に陸運局で構造変更を受けてしまえば、もうそのような心配事もなく、堂々とプチキャンピングカーライフを楽しむことができます。

ただ、いいところばかりのように思えるこのノアの構造変更による4ナンバー化ですが、実際に構造変更してみるといくつかのデメリットがあることも分かってきました。

【デメリットその1】乗車人数が5人(または2人)になる

4ナンバー化するためには、3列目のシート(+2列目のシート)などの乗車設備を取りはずし、積載設備の床面積を広げる必要があります。

すると、車検証に記載できる乗車人数は、車検を通す時に設置してあった乗車設備と同じ数となり、ミニバンの場合、3列目のシートを取り外せば5人乗り、それに加えて2列目のシートも取り外した場合は、2人乗りになってしまいます。

なお、車検証上の乗車定員以上が車に乗ることは法律違反となりますので、そのような状態で万が一事故が起きた場合、保険が下りないなどのこともありますから、注意が必要です。

【デメリットその2】車検が毎年になる

5ナンバーなどの小型乗用車の場合、車検は初回は3年、それ以降は2年毎に車検を受けていればOKですが、4ナンバーの小型貨物車の場合、初回(新車の場合)は2年、それ以降は1年後との車検となります。

ただ、自分で構造変更申請を通すことができれば、次回からはユーザー車検も楽にできるようなノウハウが身についているので、これからの毎年の車検はそこまで苦にならないかも知れません。

【デメリットその3】リアに最大積載量を記載する必要がある

小型貨物車になると、トラックの後ろなどに書かれている「最大積載量○○kg」を表示する必要があります。

4ナンバー化で最大積載量をマジックで記入

事前にステッカーなどを購入しておけばよかったのですが、私の場合、構造変更申請のときに「マジックありますから、最大積載量200kgとトランクドアに書いてね~!」と言われてしまい、こんなしょぼい感じの記載になってしまいました・・・。

【デメリットその4】ホイールやタイヤの種類が限定される

小型貨物車の場合、車両重量及び積載荷重に対する安全基準を満たしたJWL-T規格アルミホイールが純正品・社外品も含めてあまり種類が多くなく、普通のアルミホイールは車検に通らないと思ってもらったほうがいいでしょう。

JWL
乗用車用の軽合金製のホイール基準。
3ナンバーや5ナンバーなどの乗用車の場合はこちらの刻印が無いアルミホイールでは車検に通りません。
国内メーカーのアルミホイールにはカナリ高い割合で刻印されています。
※この部分が一部変更となりました。詳細は下記で解説します※

JWL-T
こちらは貨物・バス用の軽合金製のホイール基準。
1ナンバー(貨物登録)や2ナンバー(乗車定員11人以上)の場合は、
こちらの刻印が無いアルミホイールでは車検が通りません。
国内メーカーのアルミホイールの中でも一部しか刻印されていません。
※この部分も一部変更となりました。詳細は下記で解説します※

引用)1ナンバー貨物登録のアルミホイールJWL-T規格一部不要に。SAE基準も採用へ|flexdream

また、タイヤについても純正タイヤのロードインデックス以上のものを使わなければ、構造変更できません。

Q.ロードインデックスとは何ですか?
A.ロードインデックスとは、規定の条件のもとで、そのタイヤに負荷できる最大質量を示す数値です。ロードインデックス表示は、下の表から換算できます。

ロードインデックスと速度表記

出典)タイヤの表示-2(ロードインデックス・速度記号)|株式会社プログレス

確実に構造変更に通すため、純正のスチールホイール(鉄チンホイール)に純正タイヤを装着するケースが多く、アルミホイールに比べて見た目が少しかっこ悪くなってしまいます。

構造変更のために陸運局に到着

ただし、最近では少し状況が変わってきたようで、アルミホイールに関して「積載500kg未満かつ総重量3.5t未満」であればJWL-Tは不要(JWLでもOK)になっているようです。

JWLマークのアルミホイールも小型貨物に適用可に

出典)平成26年度整備主任者法令研修資料|一般社団法人青森県自動車整備振興会

ただし、タイヤのロードインデックスについては引き続き純正以上のものが必要ですので、その辺りも考慮してチョイスする必要がありますね。

【デメリットその5】任意保険料が若干高くなる

車の用途が変わると、任意保険の料金が変わります。

例えば、乗用ではなく、事業用(ダンプ、有料の配達など)として車を使う場合、任意保険料が大幅に上がってしまうことがあります。

ただ、今回は車の用途(乗用)は変わらず、車の構造が小型乗用車から小型貨物車に変わるだけですので、保険料は若干高くなる程度に収まります。

私の場合(ノア、29歳)で、5ナンバーの時は毎月の保険料が2500円だったのに対して、4ナンバーにすると3300円になるといった感じでした。

年間約9000円ぐらいの保険料アップになりますが、それでもまだまだ節税の効果の方が大きいので、4ナンバー化による節約効果は十分にあるということにあります。

さぁ、4ナンバー化のメリットやデメリットについてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?

続いては、実際にノアを5ナンバー(小型乗用車、ステーションワゴン)から4ナンバー(小型貨物、バン)に構造変更する時の5つのポイントについて、詳しくお話していきますね。

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